タグ:落語家の受難 ( 3 ) タグの人気記事

どうやら「聞こえない人への侮辱」はデマっぽいですね。(追記あり×2)

先日から二つほど記事を書いた、島根県安来市の敬老会で起きた「聞こえない人への侮辱」の件ですが、そもそもそんな発言はなかった可能性が濃くなってきた。

インターネットのニュースなどでは何故か全く紹介される事がなかったが、10/31の日本テレビ系列のニュースに三笑亭夢之助さん本人のコメントが放映されており、その中では「落語は一人称から三人称に変わったりするものだから、一緒に頑張りましょう」というような話をしていたらしい(多くのブログで共通の記事を見かける事ができ、mixiの落語コミュからでも、同じ内容の話を見つける事が出来ました)。
それが何故か「落語は手話に変えられるものではない」的な発言にすりかわっていて、本人もかなり怒っていたそうです。
さらには、「ちょっと後ろに下がってもらえますか」というようなことを言ったら主催者が来て手話翻訳者を舞台から下ろしてしまった(これは一部のニュースで確認できます)らしい。

さて、「聞こえない人への侮辱」とは、一体なんだったのだろう?
誰が、誰に対して放った一言だったのだろう?

こうなると、『今回参加した聴覚障害者は「手話通訳がつくので夢之助さんの落語を楽しめると期待していたのに」と残念がっていた』という毎日の記事の終わりの方にある一文も、かなり信憑性の薄い情報のように感じられるわけだ。

最初に書いた記事。
追加記事その1
この件のまとめページ(エキサイトブログ外)

どうやら続くらしいです。
[PR]
by bowworks | 2007-11-08 23:41 | ニュース

落語家叩けりゃそれでoKですか?(追記あり×2)

元ネタ:Excite エキサイト : 社会ニュース

さて、前の記事の続きです。
いろいろとBlogを観て回りましたが、多くの人は以下の部分に反応したようで、「落語家が悪い」という主観で記事を書かれている人が多い。
 ところが、市は夢之助さん側に通訳がつくことを説明しておらず、独演会開始後5分ほど過ぎたころ、夢之助さんが「落語は話し言葉でするもので、手話に変えられるものではない」と発言。更に「この会場は聞こえる方が大半ですよね。手話の方がおられると気が散りますし、皆さんも散りますよね」と話し、会場からは笑い声が聞こえたという。
ただ、その前後に書かれていることに関しては、あまり理解されていないようだ。
また、毎日の記事と、産経の記事では扱い方が異なり、産経では、該当する部分が『夢之助さんは開始後間もなくして通訳者に「落語は手話に変えられるものではない。手話の方がいると気が散る」などと発言。会場からは苦笑が起こった。通訳者はその後舞台から降り、手話通訳を続けた。』という文章になっている。
毎日の記事は人権方面への問題意識をあおるように、恣意的に書かれている部分があり(「退場を求める発言」というのは登場していない。いわば虚報だ)、その部分に多くの人が反応したのだろう。

続きます。
[PR]
by bowworks | 2007-11-02 00:17 | ニュース

それっておかしくないか?(追記あり)

元ネタ:Excite エキサイト : 社会ニュース
<落語家・夢之助さん>「手話通訳気が散る」島根の敬老会で

島根県安来市民会館で9月17日に開かれた市主催の敬老会で、独演会をしていた落語家の三笑亭夢之助さんが、舞台に立つ手話通訳者に「気が散る」などと退場を求める発言をしていたことが分かった。通訳は舞台の下で続けられたが、同県ろうあ連盟は「聞こえない人に対する侮辱」と夢之助さんや市に抗議。夢之助さんは謝罪し、市も当日来場していた聴覚障害者3人に直接謝罪した。
……って、なんで落語家にクレーム入れてるんですかね? 「ろうあ連盟」ってところは。
呼ばれた落語家に罪はない(だれだって口がすべることはあるだろうし、高座に部外者がいること自体が彼にとってはイレギュラーなことだから、オロオロするのはアタリマエ)だろうし、責任の所在は主催者にあるわけだから、落語家が謝罪するのは「筋違い」でしかない。
そもそも、手話で落語を完全に通訳できると思っているあたりが甘すぎる。
落語家を「噺家(はなしか)」というように、話をすることが彼らの芸。
噺家の話というのは、声色を何種類も使い分け、声帯模写をくわえて、話の間をとり、話のテンポを細かく変えて客を楽しませる「話芸」です。
うどんとそばを手繰る時の差が、手話で表現できますか?
できるわけないんです。できないのが普通なんです。
で、それを考慮して、聾唖者の方に理解できるような内容のものを手話を交えて演じたとして、何人の観客が満足できますか?
「この落語家のレベルって低いよね」なんていわれて、噺家生命を縮める事態に陥るわけですよ。
それでも、演じなきゃいけないんですか?
それを強要する権利が、一体誰にあるんでしょうか?


追加記事:
落語家叩けりゃそれでoKですか?(追記あり)

関連記事:
夢之助って人の発言は良くなかった…けれど…。|ぷにっと囲碁!なブログ

「手話通訳気が散る」|UDAのギブアップ

……とりあえず、続きます。
[PR]
by bowworks | 2007-10-31 23:41 | ニュース