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食に関して考える

最近、面白いDVDを見つけた。

正確に言うと、レンタルビデオ屋で嫁さんが見つけたわけなんだけど、借りて観て、多くの人にmも観てもらいたいと思ったので、ちょっと紹介したいと思います。

そのDVDは、ジェイミーのスクール・ディナーという、イギリスの学校給食に関するドキュメンタリーだ。

この作品で驚かされるのは、スーパー・サイズ・ミーの中で語られていた、子供たちの「食」の崩壊という問題が、アメリカだけの問題じゃなかったということだ。

イギリスの多くの子供たちは、ファーストフード以下の学校給食という名のジャンクフードを食べ、家庭でもマトモな手料理を口にすることなく育っていることの事実は、日本の食の事情からすると、想像を絶するものだ。
昨今の日本の事情も、あまりいいともいえないのだけれど、それよりもかなり酷いと感じた。
確かに、日本でも朝食をとらない子供は増えたし、和食離れも目立つようになってきた。
でも、「家ではポテトチップを与えるくらいで食事をしないので、学校でしっかりと給食を食べさせてほしい(うろ覚えですが、そんなセリフでした)」といい放つ親は、さすがに日本には多くは無いと思う。
それに、肉とポテトと油分しかない食事を、延々と食べていれば、マトモな大人には育たないだろう。

ことチキンナゲットの中身の話は、スーパーサイズミーでも触れられているわけだけど、それを子供たちの目の前で再現する「ショック療法」は、モーガン・スパーロックの手法の上をいくものだと感じた。
アレを見たら、どんな子供でも、さすがにナゲットを口にするのをためらうことだろう……。

作品中で、ジェイミー・オリヴァーという若きシェフが給食の実態に嘆き、それを改善しようと孤軍奮闘する中で、問題点を明らかにしていくさまはなかなかのスペクタクルで、観客をしっかりと引き込む魅力的な話だと思う。
様々なバッシングや抵抗にあいながらも、味方を増やし国をも動かそうする情熱には、見習うところも多いし、その真剣さは素晴らしいものだと感じた。



モーガン・スパーロックが「スーパー・サイズ・ミー」で行った実験に関して、様々な反論や批判があるわけです。
「毎日マックだけで過ごすヤツはいない」とか、「暴飲暴食を繰り返せば、体を壊すのはアタリマエだ」といった意見もあるようです。
しかし、それらの意見は実情をご存じない方々が、実情を鑑みずに反論をしているように思えるわけです。
マトモな学校給食はなく、ファーストフードがほぼ常食となり、スナック菓子の間食を頻繁にとるようになれば、ジェイミーがいうところの「クールで健康的な人間(だったかな?)」にはなりえないだろう。

前の方で「日本はまだマシな方だ」的なことをちょっと書きましたが、日本だって徐々に悪化しているといわざるを得ない状況だということを、忘れてはいけない。
僕自身、10年ほど前にインスタントラーメン(カップメンと袋のラーメンね)だけで一ヶ月間過ごした経験があるが、正直かなりヤバかった。
一応生きてはいるし、仕事もできたけど、かなり疲れやすくて集中力もなく、とりあえず一日をやり過ごすだけの日々を送っていたことを覚えている。
インスタントラーメンだけの生活から抜け出ても、コンビニ食ばかりの生活を送らざるを得なかった(自炊する気力と時間がなかったわけです)数ヶ月は、本当に最低だったと覚えている。
こういう食生活は、はっきりいってよろしくない。
味覚もおかしくなるし、食べることの楽しみやありがたさをわからなくしてしまうのだから、正直オススメできない。
簡単に依存することは出来るが、失うことはそれ以上に多いのだ。

一人暮らしの人は、大変かもしれないけれど、できるだけ自炊を心がけた方がいいんじゃないかと思う。
料理がヘタでも、作るのが面倒でも、コンビニ弁当ばかりの生活よりはマシだと思う。
……なんてことをDVDを観ながら考えましたとさ。
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by bowworks | 2008-01-02 01:22 | 感想
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