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それなら「生存捕鯨」も否定しないと!!

元ネタ:Excite エキサイト : 社会ニュース

以下引用。
<調査捕鯨>「いかなる捕鯨も正当化できない」豪外相

日本政府のザトウクジラ捕獲中止決定について、反捕鯨国の急先鋒(せんぽう)であるオーストラリアの労働党政府は歓迎している。一方でスミス外相は21日、「いかなる捕鯨も正当化できない」と述べ、日本の捕鯨船への監視活動などを予定通り実施する方針を示した。

 豪州はもともと反捕鯨の世論が強いが、前のハワード保守連合政権はこの問題で対日関係が悪化するのを避けるため慎重な姿勢だった。しかし、先月の総選挙で11年ぶりに政権を奪回した労働党は、スミス外相が「(調査捕鯨は)科学的でなく、鯨の虐殺」と発言するなど、反捕鯨の立場を鮮明にしていた。

 豪州にとってクジラは環境保護の象徴。特にザトウクジラはホエールウオッチングの対象として人気で、国内外から年間約150万人が見物に訪れる。このため、今年度からザトウクジラを捕獲対象とした日本への反発が高まっていた。

 豪政府は日本の調査捕鯨そのものの中止を目指す方針で、捕鯨船の活動に関する情報を収集し、「調査捕鯨は違法」として国際法廷に提訴する構えだ。
「いかなる捕鯨も正当化できない」って、オーストラリアはイヌイット達や他の生存捕鯨も正当化していないのかな?
でも、IWCでは反対票を投じていないよね?

これってお得意のダブルスタンダードかな?




土曜日の朝に日本がザトウクジラの捕獲断念したのを知ったんですが、正直にいって腹立たしく思っています。

なぜかというと、命を賭して南極海にいった調査捕鯨団一行の努力を無にするようなことを、政治で決めてしまったからだ。

そもそも、調査捕鯨の行われている理由は、国益のためなんじゃないのだろうか?

そのために、何度も危険な調査を行い、何人かの尊い犠牲まで出して、今のデータがあるはずなのに、それを「鯨問題が良好な日豪関係を害するものではない(そりゃあ日本の牛肉消費量を考えると、鯨問題程度で失うには、あまりにも大きな得意先だからね)」というお互いの認識にも関わらず、調査を縮小してしまうなんて、どういった魂胆なのだろう?

それに、相変わらずオーストラリアのダブルスタンダードは酷い。
観光資源も、食料としての資源も、海洋資源として鯨を食い物にしていることにはかわりないわけで、環境にも同様に負担がかかる(まさかホエールウォッチングの船が事故を全く起こさないなんて思っているのだろうか? 自然に優しい動力を有していると思っているのだろうか?)。
にもかかわらず、ホエールウォッチングは「環境保全」で調査捕鯨は「環境破壊」となるのだろう?
鯨の生態に関するデータ収集は、調査捕鯨に勝るものはないはず。
国際社会から非難されることを覚悟で、手まで汚してデータを集めているわけですから。
逆にオーストラリアは、日本の調査捕鯨を否定できるような詳細なデータを持っているわけでもない。
また、反捕鯨団体も「衛星から鯨の追跡ができます!」なんてキャンペーンを芸能人を引き込んでやってはいるが、それで鯨の詳細な情報が得られるわけでは決して無い。
ましてや、固体の成熟の加減や、増減の傾向、鯨自体への汚染の傾向なんてわかろうはずも無いのだ。

別のBlogに書いたことだが、「反捕鯨」という考え方は、「創造科学」という疑似科学によく似ている。

調査などしないで、調査している側を「科学的ではない」なんて非難するところなんか、本当によく似ている。
こういう主張がまかり通ってしまうIWCという場所は、どれほど科学的な場所なのか?
そして、なぜか絶滅の危険を孕む種類の鯨を捕らなければならない「生存捕鯨」は許可され、日本の沿岸で行われている小型鯨類の捕獲は禁じられてしまう。
………本当に、素晴らしい公平さですね。

そういえば、今のIWCの議長ってアメリカ人なんですね。
まさか、進化論を信じない、創造論者なのかもね。
きっと「鯨は大昔、陸上を歩いていました」って言っても信じてくれないだろう。
多分、「鯨は聖書の中に登場するリヴァイアサンのことですから、陸上を歩くなんてありえません!」なんて返事が返ってくるにだろうね……。
by bowworks | 2007-12-23 21:52 | ニュース
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