元ネタ:Excite エキサイト : 社会ニュース
以下、全文引用。 自殺した神戸市須磨区の私立高校3年生に対する恐喝未遂事件で、被害生徒の下半身の写真や中傷する文言が掲載されていたとされるインターネットのサイトは、被害生徒と同じ運動同好会に所属し、同校が「いじめに関与していた」と認めた同級生が作成・管理していたことが、同校の学内調査で分かった。調査に対し、この同級生は「(被害生徒に)頼まれて作った」と話しているというが、当初から嫌がらせ目的で無断で作成した可能性が高く、兵庫県警も経緯を調べている。「いじめ」は何処にでもあることなのかもしれない。 なくならないかもしれない。 でも、少なくすることはできるんじゃないかと思う。 ただそれは、学校教育では絶対にムリだ。 なぜなら、人間の根幹となる部分は、教師ではなく親が作っていくからだ。 大昔(今も存在するかは知りませんが)、道徳なんていう授業がありました。 当時、僕はその授業の意味が理解できず、「どうしてこんなことをしているのだろう?」と疑問に思っていたものです。 ですが、今はこの授業の必要性が本当に良く判る。 なぜなら、親が子供に倫理観や道徳観を教えていないからです。 特に昨今の、非常に短絡的に引き起こされる事件などは、そういった側面の欠如が事件を助長しているように思えるわけで、それを行わないのは個人の問題ではなく、他人に降りかかって来る問題となる。 ただ、現在のような教育システムでは、すべての子供を自分の子供と同じように教育するのは不可能で、こと倫理観や道徳観のようなものは、他の授業よりも理解が必要になってくる(正解が存在しない事柄なので、暗記・詰め込み型教育では対応しきれない)ので、その下地を親が作っていかなければならないだろう。 にも関わらず、親の側がすでに倫理観や道徳観がかけている場合が多く、その教育を学校に押し付けることが多くなって来ていると思う。 学校は教育の場であって、躾の場ではない。 そういう部分を、勘違いしている親は多いんじゃないかと思う。 以前、「モンスターペアレント」という言葉を知り、かなり驚かされた事がある。 良識ある多くの親が言わないような、「自己都合」を教育の場に持ち込もうとする、身勝手な親たちのことだ。 これもひょっとすると、報道によって作られた感じがあるわけだけれど、それでも、そういった親の存在は確かにあるそうで、僕の親戚に教育関係者がいるのですが、彼らにとっても悩みの種だとか。 wikipediaによれば、その対応に疲れて自殺してしまう教師もいるようですが、その自殺の責任を生徒の親が取るといったケースがあるわけでもなく、教師にとっては、残るものは単純に苦痛だけ。 そうなると、謝罪も機械的になっていくだろうし、お互いの関係も欺瞞に満ちたものになるだろう。 かなり話がそれたが、僕は「(学校で起こる)いじめ」と「モンスターペアレント問題(=教育者いじめ)」は、根っこは同じなんじゃないかと思う。 なぜなら、両方とも「弱い立場の人間に、無理難題を押し付ける」ことで、「自分の不満を解消したい」というような言いかえが可能だろう。 となると、根幹の問題も似たようなところにある。 それは、個々人の倫理観や道徳観で、教育水準の問題ではない。 それを行うのは子供を生んだ親であって、学校ではないのだ。 そんなややこしいことを子供に教えるなんていうことは、親にしかできない。 ほかに誰ができるのだろうか? 今回の事件でも、「自分がそれをされたらどう感じるか?」という条件付けが為されていないがために、おきた事件といえる。 もちろん、それができるのは親しかいない。 つまり、いじめの問題を解決する鍵は、子供の親が握っているといえるのではないだろうか?
by bowworks
| 2007-09-23 09:28
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